サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
あなたは、人に頼ることができますか?
私は、自分で言うのもなんですが、どちらかと言うと人に頼ることが苦手だと思います。
人に頼れなくて全部自分でやってしまおうとして、結局自分の処理できるキャパ(容量)をオーバーしてしまい、周りに迷惑をかけてしまう。そんな経験もたくさん経験してきました。
そんな自分が言うのもなんですが、「時には頼ることも大切!」と言うことを、あるゲームを通して子どもたちに伝えています。
それが、「マーカー守りゲーム」です!
マーカー守りゲームとは?
マーカー守りゲームとは、鬼からマーカーを守るゲームで、鬼にマーカーを踏まれない(取られない)ように守るゲームです。
このゲームのねらいは、「みんなで協力して鬼からマーカーを守る」こと。
手順としては、
- フラットマーカーをバラバラに配置する。
- 鬼を1人決める。
- マーカーを守る人を決める。(守る人の数は、配置したマーカーの数より少ない人数にします)
- 笛の合図でスタートし、鬼は誰も守っていないマーカーを踏みにいく。
- 守る人は、鬼より先に空いているマーカーを踏んで、鬼に踏まれないように守る。
- 鬼は、空いているマーカーが守られたら、また別の空いているマーカーを探して踏みにいく。
- 鬼が空いているマーカーを踏んだら鬼の勝ちとなる。
というように行います。
初めて行う場合は、動き方やルールも子どもたちには理解しにくい部分も多いので、先生が鬼を行い、ゆっくりと歩いて行うと良いです!
自分が守るんだ!が空回り?
準備ができたら、いよいよスタートです!
「よーい。ピー!」と笛を鳴らした瞬間、空いているマーカーを「僕が(私が)守るんだ!」と言わんばかりに「ワー!!」っと走り出す子どもたち。
その瞬間、すぐに僕(鬼)に踏まれてしまいます。
なぜなら、鬼のすぐ近くにあるマーカーを空け、別の空いているマーカーを守りにいくからです。笑
そのため、
どんな時には動いても大丈夫なのか?
どんな時は動かない方が良いのか?
をお話しして再開します。
そうやって何度も繰り返し行っていくと、鬼もなかなか簡単には踏めなくなってきます。
そこで今度は、少しフェイントをかけるようにします。
例えば、
①のマーカーを踏みに行こうとして、 A君に守られるとします。
A君に守られてしまったので次に②のマーカーを踏みにいくフリをします。
するとA君は、「次は、②のマーカーを守らなきゃ!」と考え①のマーカーから離れます。
その瞬間引き返して①のマーカーを踏みます。
と言うように、フェイントをかけるとこのような動きをして踏まれてしまう子どもたちがいます。
なぜそうなるのか?
それは、その子どもたちが「全部自分で守ろうとしている」と言うことが原因です。
実は、このマーカー守りゲームは、そう言った子が多ければ多いほどマーカーを守ることが難しくなってしまいます。
なぜなら、一つのマーカーにたくさんの子が集まり、結果誰も守っていないマーカーを増やして、鬼が踏みやすい状況を作ってしまうからです。
全部自分で守ろうとしてしまい、逆に迷惑をかけてしまう。
あれ?どこかで聞いた話に似ていますね!笑
というように、全部自分だけで行うことが良いわけではない。
「時には、人に頼ることも大切」ということをこのゲームを通して伝えています。
そして、このゲームは、狙いにもあるようにみんなが協力することで守りやすくなるゲームでもあります。
例えば、
先ほどのA君のように鬼のフェイントに引っかかって①のマーカーを空けてしまったとしても、A君が空けた①のマーカーをまた別の子が守るように動いてカバーする。
自分が動けない状態(鬼が近くにいる状態)の時には、別の人に教えて守ってもらう。
あそこのマーカーのあたりが大変そうだ!と少し遠くからでも助けに向かったり。
というように、みんなが自主的に協力することで守りやすくなります。
全部自分一人でやってしまおうとするのではなく、時には人に頼る。
そして、協力してもらう・協力するということを学んで、今後の成長に繋げてほしいと思います!
なぜ消極的で運動が苦手な子がたったの1年で園のリーダーになり運動会のアンカーに選ばれたのか?
詳細は、こちらからご覧ください。
↓ ↓ ↓
「楽しい」が運動を始める・続けるきっかけに!
保育園・幼稚園・こども園巡回「運動指導」の詳細は、こちらからご覧ください!
↓ ↓ ↓