子どもたちの成長において、3つの刺激へアプローチすることを意識して、日々現場へと向かっています。
この3つの刺激とは。
- 「心への刺激」
- 「脳への刺激」
- 「身体への刺激」
のことです。
最初に心の刺激とは、具体的には、感情への刺激になります。
感情とはいくつもありますが、たとえば、勝負ごとのあるモノに対しての勝ち負けにおいて、勝つと嬉しいと感じることや、負けると悔しいと感じることもひとつです。
また、負けたとときに「負けたから楽しくない」と思うのではなく、勝負ごとに参加している時間そのものを楽しいと思えることも大切にしてほしい気持ちです。
そう思えることができる心が、育ってくれたらいいなと思います。
次に、脳への刺激です。具体的には、思考への刺激になります。
たとえば勝ち負けを決めるゲーム性のある遊びを通して、相手に勝つためにはどうすればいか、上手くいく効果的な方法はないかなど考えることです。
何かを達成することが目的のものに対して、どうすれば達成できるのか、どうやれば上手くいくのか向き合い、考えるという思考が育ってくれたらいいな思います。
最後に、身体への刺激です。具体的は、自分の身体を、自分の身体のつくりに適した正しい動きで、力強く動かす能力を高めていくことです。
気持ちの上では、どんなに身体を動かすことが好きでも、自分の身体の能力をあまり発揮できない身体の使い方になっていて、弱い動きしかできない状態だと、どこか運動に自信を持つことができなかったりします。
また、自分の身体を正しく動かすことができなことで、弱い動きになってしまっていることが原因で、身体を動かすことに前向きになれず、運動が楽しくないという気持ちになる可能性もあります。
楽しいという気持ちを体験して動くことが好きになるのか、身体を正しく動かせるようになって、動くことが好きになるのか?
それぞれの子どもたちの現状みて、アプローチの方法を変えながら、運動をすることが、楽しくないから、楽しいと思ってもらえたら、楽しいが、さらに楽しいと思ってもらえたらいいなと思います。
最後に、この3つを最大限に刺激するためには、「食事・睡眠・休息の安定した生活環境の土台ができているか」が重要になってきます。
- 朝ごはんを食べていなくて、空腹で力が出ない。
- 夜遅くまで起きて、一日中ボーッとしている。
- 毎日習い事で、気持ちを休める時間がない。
この土台のバランスが崩れていると。
身体を動かすために必要なエネルギー、考えるという作業に必要なエネルギーがない状態になってしまいます。
気持ちもイライラしがちになってしまい、すぐ感情が尖ってしまい、感情のコントールができない状態になってしまいます。
ですので、僕は子どもたち一人ひとりの成長に向けて、日々そんなことを意識して、子どもたちと向き合っていきたいと思います。