サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
仲良しだけどライバル
サッカースクールの子どもたちは、違う幼稚園や保育園、小学校から通っている子でもすぐに仲が良くなります。
最初は、名前も分からず「あの子。」や「この子。」などと言ったりしてしまいますが、仲が良くなるにつれお互いに名前を覚えていきます。
また、仲が良いだけでなく、時にはライバルになったりもします。そして、憧れや尊敬の存在になることもあります。
○○君みたいになりたい!
私が担当しているスクールでこんな話を保護者の方がお伺いしました。
男の子が、お母さんに「A君やB君は、どうしてあんなに上手なのかな?」と聞いてきたそうです。
そのA君とB君は、週2回コースに通っているため、お母さんは、「A君とB君は、週2回サッカースクールをしているみたいだよ!」と答えたそうです。
すると、「僕も、A君やB君みたいになりたいから、週2回やってみたい!」と答えたそうです。
この子は、サッカースクールに入った当初は、その日の気分で参加できなかったり、嫌なことがあるとお母さんのところ助けを求めたりしていた子が、最近では一生懸命にボールを追いかけたり、ディフェンスを頑張ったりするようになり、自分から「上手になりたい!」と意見が言えるようになったことに、とても成長を感じました!
また、小学生クラスの保護者の方からも「うちの子は、○○君みたいになりたいそうですよ!」というお話をお聞きすることもあります。
- ○○君のように強いシュートが打てるようになりたい。
- ○○君のように上手にドリブルができるようになりたい。
- ○○君に勝ちたい。
など、子どもたちの気持ちを聞くこともあります。
その憧れる存在やライバルの子が、上手になればなるほど、憧れている子も一緒に上手になっていきます。また、お互いにライバルだと思っている子たちも切磋琢磨し、成長していってくれます。
認めてもらうことで得られる自信
さらにあるのは、友達やお兄ちゃん、お姉ちゃんに認められることで自信をつけることもあります。
お兄ちゃんやお姉ちゃんが、「○○君足速いね!」と言うと、その子はとても嬉しくなり、走ることに自信が持てます。
時には、保護者や私たち指導者から褒められたり、認められるよりも、子どもたち同士でこう言った何気ない会話で褒められることの方が嬉しく、認められていると言うことを感じることができている様子です。
このように、一緒に遊んだり、サッカーの練習をしたり、試合をしたりすることでお互いに刺激しあっています。
そんな子どもたちが、のびのび楽しくサッカーができ、成長していける環境をこれからも作っていきたいと思います。