サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
先日、サッカースクールの保護者の方から
「うちの子、サッカーも上手になっているし、サッカー以外の場面でも周りが見えるようになり、困ていたら手伝ってくれたり、買い物に行っても自分から率先して一番重い荷物を持ったりするようになりました!」
「また、学校の休み時間でも今までは決まったお友達と遊ぶことが多かったのですが、交友関係も広くなり色んなお友達とサッカーをして遊ぶようになったんです!」
と嬉しい報告をお聞きすることができました!
忘れ物がなくなった!
A君がサッカースクールに入会してきたのは、約2年前。
入った当初は、自分からボールを奪いに行ったり、パスを呼んだり、友達とコミュニケーションをとったりすることが少し苦手なようで、サッカーのゲーム中も自分がドリブルで仕掛けられる場面でも、すぐに仲間にパスしてしまうことが多くあったりと少し遠慮がちな感じでした。
そんな中、最初に大きく成長したな!と感じたのは、ウィンターキャンプに参加した時でした!
最初は、忘れ物が多く「誰の忘れ物かな?」と子ども達に確認すると毎回のようにA君の忘れ物でした。
それでも、A君と「どうしたら忘れ物がなくなるか?」と言うことを話しながらキャンプを過ごしていくうちに最終日には忘れ物をしなくなっていました。
「どうして忘れ物をしなくなったんですか?」と聞くと、
「どこかに移動したりする場合は、移動する前に忘れ物がないか一度確認するようにした!」
と答えてくれました。
A君は、失敗したことから学び、考えてそれを実行した結果、忘れ物をしなくなりました。
徐々に積極的に!
それが自信につながったのか、次第にサッカーのプレーにも変化が出てきてシュートを決めるようになったり、ドルブルで仕掛けるようになたり、状況を見てパスをしたりするようになりました。
その後、毎週のスクールで小さな成長を積み重ねながら毎回のようにキャンプにも参加してくれ、その度に成長を見せてくれました。
そして、この3月に行ったスプリングキャンプ後からも大きな成長があり、常にゴールを狙うようになったり、仲間に伝わるように手を上げながら大きな声で「パス!!!」と呼ぶようになったり、積極的にボールを奪いに行ったりするようにもなりました!
最初は、遠慮がちだったり消極的だったり、忘れ物が多かったりしましたが、このように少しずつ、少しずつ成長し、サッカーだけでなく、日常生活や学校生活にも変化や成長してきました!
それは、もちろん本人が楽しみながら毎回頑張ってきたからだと思います!
なので、私たちがやることは、子どもたちが楽しんで頑張れる環境を作ることなのかもしれませんね。
子どもたちが楽しめる場所や頑張れる場所を奪うのではなく、これからも、子どもたちが楽しんで頑張れる環境を作り続けて行きたいと思います。