今年の4月から、沖縄市の小学生年代の5年生以下の地区トレセンに指導者の一人として関わらさせていただいています。
この地区トレセンは、地区全体のサッカーの向上の底上げを目指し選手を育成することと、12月にある北九州遠征に向けてのメンバー選考も同時に行われています。
まだ1年目の途中ですが、すごくいい経験をさせていただいています。
他の指導者の指導方法、指導者としてのあり方、考え方にふれる事は大きな学びになることを実感しています。
さて、この地区トレセンには、チームの代表として各チームから数名の選ばれた子たちが参加しています。
初めの頃は、参加している目的にピンときていない選手や、反対に、大きな意欲をもって参加している選手もいるという印象でした。
そこから、毎月活動が続き、現在は7回の活動を終えています。
この期間を過ごすなかで、子どもちそれぞれに変化が現れてきました。
顔つきが初めの頃と比べ、はっきり分かるほど、勇しくなってきた選手もいます。
成長の幅は個々それぞれ違いますが、ここでの活動の経験を成長へと繋げてもらいたいなと思います。
選手の保護者と話をすることもあります。
「地区トレセンに参加するようになって、すごく子どもが変わった(成長した)と感じています」
この言葉から思うところがあったので話していきます。
もちろん、そのように思っていただけていることは、素直に嬉しいことです。
しかし地区トレセンという場は、あくまできっかけの一つです。
そもそも成長の土台が形成されていないと、地区トレセンに参加したからといって成長はしません。
ではどこで、成長の土台が形成されたかと言えば、それは間違いなく日々の自チームの指導者の指導のもとに重ねた練習です。
練習を重ねてきことで、土台が形成されていたからこそ成長に繋がっています。
繰り返しになりますが、地区トレセンに参加したから成長したということでは無く。
チームでの活動があり、そこでの日々の練習が成長をさせているということです。
地区トレセンの活動は、あくまできっかけの一つであると思っていただけたらと思います。
そしてここからは、遠征メンバーも選考されていきます。
選ばれた人は、選ばれた人の責任を持って、遠征にのぞんでもらいたいです。
選ばれなかった人は、選ばれなかったという経験を次にいかしてほしいです。
まだトレセン活動は続きます。
ひとつでも多く選手たちの学びとなるような関わりをしていきたいと思います。