サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/
知念 悟
スクールが再開して数週間が経ち、子ども達の体力も少しずつ戻ってきているように思えます!
徐々に試合形式も出来るようになり、みんなが大好きな試合中は、とても嬉しそうにサッカーをしている姿が印象的で僕らもとても嬉しいです!
サンビスカスでは、試合の時に高学年チームが試合している間は、低学年チーム同士による作戦会議。
低学年チームが試合をしている間は、高学年チーム同士による作戦会議。
このように試合の作戦会議を子ども達だけで行なってもらうことがあります。
子ども達だけの作戦会議
子ども達へ試合に向けて「どうやったら勝てるか、みんなで話し合ってみよう。」と伝えると、円を作りだし、子ども達だけの作戦会議が始まります。
低学年クラスの作戦会議では、
- 〇〇君がゴールまで走って!
- ボクはゴールのところで守るよ!
- 〇〇君はどうしたい?
とみんながリーダーになり、意見を伝えてくれます。
ほかにも、
ボールを浮かして、ビューーーンって飛ばしたら、みんな驚くはずっ!
ボクが見えないくらい速く走って、バーン!ってキックする!
とキラキラした目で、自由な発想が生まれます。
高学年クラスの作戦会議では、
- ゴールキックの時、〇〇が敵チームの〇〇をマークして!
- みんなで守って、みんなで攻めるようにしよう!
- 広がってパスコース作っていこう!
とさすが高学年!と思わせるレベルの高い作戦会議を全員が意見しながら、その意見を自分たちで効果的かどうか議論しながら行なわれます。
いつも仲良く一緒に練習をしているメンバーなので、普段は発言の少ない子も、お友達の前では自分の考えを話すことができるのが、子ども達だけでする作戦会議のいいところです♩
また、チームの意識が高まりみんなで協力する!みんなで頑張る!という気持ちが強まることも作戦会議のいいところなんです!
その試合が終わると次の試合の出番を待ちながら、また作戦を練ります。
ここで、僕らコーチ達は「いまの試合で作戦はうまくいった?」と子ども達に聞くようにしています。
子ども達は、「バッチリ上手くいってゴールが決めることができた!」「ちょっとだけ上手くいった!」「全然できなかった。」と様々な感想を伝えてくれます。
「〇〇君のシュートがスゴかった!」と自分のことではなく、チームメイトのお友達を褒めてくれる心優しい場面もあります。
目的を持つこと。振り返ることの大切さ。
スポーツは、大前提に楽しむためにあると思います。
作戦会議を設けずに試合を行なった場合でも充分に子ども達は楽しんでくれますが、スポーツをしている瞬間であったり、勝ち負けという結果により楽しいと感じるのだと思います。
子ども達だけの作戦会議を設けることで、子ども達は自由な発想で、勝利を目指しながら楽しみ、イキイキしながら自分自身の目標、あるいはチームの目標を決めてくれます!
子ども達だけの作戦会議は、サッカーの試合に、楽しみながら目的や目標を持たせることができます♩
その目的を達成するために目標を決め、目標をクリアするために個人やチームでより頑張ってくれます♩
前の試合の振り返りは、自分自身のプレーを思い出すいい機会にもなります。
チームでの作戦会議が、個人で頑張る意識を持たせながら、チームは上手くいったのかどうか周りにも気持ちを向けることができます。
振り返りにより、“なぜ上手くいった”、“なぜ上手くいかなかった”の「なぜ?」を考えることで、前の試合よりいいプレーをしよう!と次にゲームに向けてのひとつのモチベーションとなります。
試合に勝ちたい!上手くなりたい!楽しくやりたい!子ども達のサッカーを純粋に楽しむ気持ちを大切にしながら、そのためには、「どうプレーすれば良いのか」を振り返ることで、試合に対して個人の目標が出来て、サッカーがより楽しくなります^^
もし負けたとしても、作戦会議で考えた自分のやりたかったプレー、チームで目指したプレーが「できた」と言うやりがいや充実感に繋がります!
子ども達だけの作戦会議を設けることで、子ども達にたくさんのやりがいをもたらしてくれると思います♩
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