子どもたちのサッカーのプレーを、スペースに注目して見ると、スペースを探せる子と、スペースを探せない子がいます。
この2つのプレーの特徴はというと。
まず、スペースを探せる子は、少ないです。
また、スペースを探せている子にも、いくつかのパターンがあります。
1つ目は、パスの出し手の場合に、スペースを探せている子。そういう子は、スペースへパスを出せます。
2つ目は、パスの受け手の場合に、スペースを探せている子。そいう子は、スペースへ動きパスを引き出すことができます。
3つ目は、パスの受け手のときも、パスの出し手のときもスペースを探せている子。スペースへパスが出せ、スペースへ動きパスを引き出すことができます。
この3つ目ですが、スペースを探せる子の中でも、さらに少なくなります。
次に、スペースを探せない子の特徴です。
この、スペースを探せない子、多いです。
よく起こる現象に、目の前にスペースがあり、そこでボールをもらえば大きなチャンスになるのに気づいていない。
サイドハーフの選手が、中に入り過ぎてボールの通るルートを減らしてしまう。
ということがあります。
その理由は、スペースがあるのにボールばかり見てしまって、スペースに気付いていないことにあります。
言い換えれば、スペースを探す意識が低く、ボールばかり見てしまって、ボール以外の状況に関して把握することができていない、と言えます。
さらに、ボール以外の事への意識が低い子に多いのは・・・。
「パスが出せない」
ということです。
なぜなら。
ボールが来ても周りを見れていないので。
「味方が探せない」だから「パスが出せない」だから「ボールを持ちすぎて相手に奪われる」というプレーになってしまいます。
全てのプレーがそうではありませんが、とても多いです。
それを改善するためには。
自分のプレー以外に対する意識付けが大事になります。
まずは、スペースを見ようと言っても意識が低いから、意識させる事からはじめていくことです。
とはいっても、子どもにもよりますが、改善には時間がかかるでしょう。
「ボール以外の事に対する意識付け」
毎日の練習で繰り返し積み重ねていくしかありません。
繰り返して、繰り返して、繰り返して、意識してできるようになれば、子どもたち自身やっていて、また見ていても、きっと楽しいサッカーになっていると思います。