サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/
知念 悟
現在僕は、サッカースクールの奥武山校と名護校の幼児クラスを担当させて頂いております。
4月の時期は、幼稚園生が小学生に進級をするように、サンビスカスでも幼児クラスの子が小学生クラスへ変更となります。
僕が見てきたスクール生も、小学生クラスとなり、りょうコーチ、あつきコーチに担当が変わり、新しい環境で頑張ります。
今回はクラブの活動休止もあり、スクールの再開で起きた新1年生の子の話となります。
僕が担当していたスクール生から
ある男の子が「サトルコーチ!ボクは今日どうしたらいいの?」と僕のもとに質問しにやってきました。
その子は、スクールの開始から10分ほど遅れてやってきました。
みんなが練習している中、どうしたらいいかわからなく僕に聞きに来たのです。
「〇〇君は、小学生になったから、サッカースクールも今日から小学生クラスになるよ。だから、向こうで練習しているお兄ちゃん達と一緒に練習しようね!」
とその子に説明すると、トボトボとお兄ちゃん達のところに近づいていきました。
一列になってステップ系のウォーミングアップをこなしていくお兄ちゃん達の列になかなか入れず、水筒を地面に置きながら、そのままの状態で入るタイミングを伺っていました。
僕もあつきコーチもその様子に気づきながら、自ら列に入ってくれることをちょっとだけ待ちます。
すると、その子はまた僕のところに近づいてきて、
「サトルコーチ!どうしたらいい?」
と、さきほどよりどうしたら良いかわからない不安な顔でまた聞いてきました。
「あのお兄ちゃん達の後ろに並んで、一緒に練習して大丈夫だよ。大丈夫だから自分で頑張って並んでごらん?もし、怖いならコーチと一緒に並びに行く?」
と声をかけると「自分で行く!」と勇気を出して答えてくれました。
足取りは軽快とは言えないスピードで、少しずつお兄ちゃん達の列に近づくその子。
すると、参加できていないことに気づいた他のスクール生が、「こっちだよ!」と手を振りながら呼んでくれて、その子は列に並び、練習に参加することができました。
見守ることと意志の確認の大切さ
初めての場所は大人の僕らでも緊張しますよね。
何を話そう?上手くいくかな?どうしたらいいんだろう?
そんな不安が襲いかかってくると思います。
きっとその子も同じで、緊張や不安でいっぱいだったと思います。
それでも、その子はひとりで一歩踏み出すことを選びました。
僕にして欲しかったことは、一緒について行くことではなく、背中を押して欲しい。
そんな勇気の後押しだったのかなと感じました。
見守ることで、他のスクール生が気にかけてくれて、一緒に練習をしようと気遣うことができる優しい場面を見ることができました。
僕が一緒に並ぶのを手伝うより、これから一緒に頑張るお友達に声をかけられた出来事もその子にとって、とても嬉しい瞬間だったと思います。
時には、見守りながら、その子の本当の気持ちに気づいてあげることの大切さを感じました。
その日練習終わりにその子に感想を聞いてみると、
「最初は緊張したけど、楽しかった!」
と笑顔で話してくれました。
小学1年生〜6年生までいる小学生クラスは、体のサイズや筋力を見ても全然違います。
そんな刺激がたくさんある環境で、コーチの見本もお兄ちゃん達クラスは凄かった!とキラキラした顔で感想を教えてくれました。
その日の最後の練習で行なった、より強く遠くにキックをする練習。
スクールが終わってみんなが帰っていく中、お父さんと一緒にキックの練習をしていました。
新しい環境は、緊張や不安が襲いかかる中、乗り越えた先には、新しいワクワクや挑戦が楽しいと思える日常が待っているのかもしれませんね。
僕らは、子ども達の新しい環境をワクワクで挑戦が楽しいと思えるような後押しをしていきたいと思います。
サトルコーチからのエール!
目標や見本がたくさんいる小学生クラスでの頑張りをサトルコーチは凄く応援をしています。みんながサッカーが上手になること、そして人として成長していく姿を楽しみにしています!
新1年生!一緒に頑張ろうね!
2年生以上のお兄ちゃん達も、新1年生を良いお手本や見本として引っ張ってくれたら嬉しいですね^^
みんなで新しい年度のサッカースクールも楽しんでいきましょう♪
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