サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
先日、テレビで「世界一受けたい授業」をみていた時に感じたことがありました。
それは、
「楽しい!面白い!を感じてもらうことが大切」
ということです。
この日の世界一受けたい授業では、「音楽」がテーマで、人気ユーチューバーであり、ピアニストでもある「ハラミちゃん」が講師として出演していました。
私もランニング中やトレーニング中などに良く音楽を聞きますが、正直流行りの音楽にも疎く、全く詳しくありません。
また、音楽の授業で習った音符や音階などのことすっかり忘れており、パッと見て、どれが「ド」なのかも分かりません。(笑)
そのため、音楽を聴いたり歌ったりすることは好きではありましたが、音楽の深いところまで興味を持ったことはありませんでした。
長調と短調の違い
そんな状態の私でしたが、この日の内容にはとても興味をそそられました。
この日は、音楽の「長調」と「短調」についての内容だったのですが、最初は
「音楽の授業で習ったような気はするけど、なんだっけ?」
というような感じでした。(笑)
しかし、ハラミちゃんが長調と短調の違いの説明で
“長調は、「明るい」。短調は、「暗い」”
と解説をしていて、一瞬で「スッと」頭に入ってきました。
そしてさらに、
- ハラミちゃんが曲を弾いて、長調か短調かを当てるクイズ
- 長調の曲を短調で弾いて曲名を当てるクイズ
- 短調の曲を長調で弾いて曲名を当てるクイズ
をしていたのですが、
「絶対当ててやるぞ!」と私は一気に引き込まれ、長調・短調(音楽)に興味を持ち始めました。
そして、クイズが終わった頃には、
「いやー!面白かった!もっと色んな曲を変調して聴いてみたい」
と思ったのです。
このように、音楽の面白さの一部分を知ることでこんなにも興味をひかれるんだと思った時に、「運動やスポーツでも同じだな!」と思ったのです。
「楽しい・面白い!」を感じてもらう
やっぱり運動やスポーツも「楽しそう!面白そう!」という興味から始まって、「楽しい!面白い!」から続けられ、より深く考えたり、たくさん努力することもできると感じました。(多分本人たちは、楽しいので努力しているとは思っていないと思いますが。笑)
そして先日、実際にそれを目の当たりにする経験もありました。
それは、休校明けになでしこクラスにお邪魔した時のことです。
昨年までコザ校で私が指導をしていた姉妹が、今年からなでしこクラスに通っており、久しぶりにお会いしたのですが、とんでもなく上手になっているのです。
もともとサッカーが好きな姉妹でもあり、「お家でも良くサッカーしています」と保護者の方からお聞きはしていましたが、僕が苦労して習得したリフティング技までも習得していました。笑
それだけでなく、いろんな技にも挑戦しており、お父さんにお話を聞くと
「コロナ自粛中も自分たちでYouTubeなどを見ながら研究して、練習方法も工夫しながらやっていましたよ!」
とのこと。
このお話を聞いた時に、やっぱり「好き」や「楽しい」に勝るものはないな。と思いました。
だからこそ、私たち指導者は、運動やスポーツの「楽しさ・面白さ」を伝えることが先なのではないか?と思います。
そのためにも、指導者が運動やスポーツに興味を持ってもらえるように伝えていき、楽しさや面白さを感じてもらえるような工夫が必要だと改めて感じることができました。
運動やスポーツに興味を持ってもらうために、どんなことができるのか?
楽しい!面白い!と感じてもらえるためにどんなことができるのか?
をもっと考え、アミーゴやサッカースクールの指導でも実践していきたいと思います!