苦手と向き合うとき

サンビスカス沖縄/サッカースクール/運動あそび/障がい者スポーツ指導員

谷本 優希

 

ふと思ったこと。

「なんで・・・・

 サッカーを好きになれたんだろう」

わたしは、人がたくさんいるところに

混ざることが苦手な子でした。

 

ただ人見知りということではなくて

何度会っても、何度参加しても

なんだか、ぽつんとしている。

 

クールだね、とよく言われる。

そんな子でした。

 

学校のクラスで過ごすことも

子ども会やクリスマス会などの

イベントに参加することも嫌。

みんなが楽しそうにしているときに

自分も楽しい!と素直に混ざることが

すごく苦手だったんです。

 

苦手をさらに苦手にする出来事

でも、嫌だ嫌だと引っ込んでいると

大抵は周りの人の中に

「まあいいからいいから」

「とりあえずおいでよ」

「まずは一回来てごらん」

なんて言ってくる人がいます。

 

勇気を振り絞って参加してみると

誘ってきた張本人は

私のことなんかほったらかしで

自分だけ楽しんでいることが多く

「あぁ、やっぱり来なければよかった」

と思うことが多かった。

 

だからいつも

苦手なことを頑張るたびに

さらに苦手意識を強くしていきました。

誘ってきたのなら

なるべく隣にいてほしい。

ちゃんと面倒みてほしい。

いつもそう思っていました。

 

サッカーだけは楽しかった

じゃあそんな私が

なぜサッカーだけは続けてきたのか。

 

もちろん「チームに入る」とか

「スクールに通う」というのは

人がたくさんで、嫌なことでした。

 

でも。

コーチたちが、いつでも隣にいて

事あるごとに声をかけてくれました。

 

そんな環境は男の子たちの中に

女の子一人だったから、というのが

大きかったかもしれませんが__

でもそうやってコーチたちが

気にかけてくれたことで。

結果的に私は

サッカーを楽しむことができて

サッカーを好きなる事ができて

ずっとサッカーを続けてきました。

 

サッカーの技術的な指導を

してもらっただけでなく

「面倒を見てもらったなぁ」と

私は思っています。

 

面倒を見るとは

「面倒」というと

手間・負担・ストレスのような

ネガティブなニュアンスを

少なからず含みます。

 

でも、だからこそ

面倒を見るということは

愛情をそそぐということなのかなぁと

思ったりします。

 

何か苦手なことに向き合っている時

嫌なことをがんばろうとしてる時

そんなときには

「とりあえずやってみなよ」

と声をかけると同時に

しっかりと隣で

面倒を見てくれる人がいると。

その愛情を受けながら

苦手意識を少しずつ

克服できるのかもしれません。

 

サッカースクールにも

人見知りの子が

入ってくることはよくあります。

「大丈夫、やれば楽しいから」と

手を引いたからには

その子が笑顔になれるまで

ぴったり隣について面倒を見てあげたい。

 

また、ドリブルやリフティングなど

できなくて投げ出しそうになっている子に

「練習すればできるようになるから」と

がんばらせるのであれば

その子ができるようになるまで

一緒に練習したり励まし続けたりと

しっかり精神的な面倒も見てあげたい。

 

子どもたちの日常の中で

苦手なことや、嫌なこと

やりたくないことって

たくさんあると思います。

 

でもそんなときに

周りの大人やお友達から

たくさんの愛情をもらいながら

前に進めるといいなぁと思います。

 

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