サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/
知念 悟
学校が始まり、進級した小学生の皆さんは、お兄ちゃん、お姉ちゃんに、またひとつ成長して、たくましくなった姿で日々を頑張っているかと思います。
その反面、新しい環境に対してまだまだドキドキしたり、新しい環境や新しいお友達ができるか不安に思っている子もいるかもしれません。
そんな心境で新しい環境にのぞむ子ども達のことを見て、ふと自分の昔のことを思い出しました。
友達を作ることが得意ではなかった。
実は、僕は友達を作ることが得意ではありませんでした。
友達を多く作れる人はどんな人でしょうか?
- 明るくてクラスの人気者
- 自分から話しかけられる子
- 自分の気持ちを素直に伝えることができる子
きっとそんな子ではないでしょうか?
実際に保育園の巡回指導やサッカースクールでは、そういった表現ができている子は、物事の中心にいるような気がします。
僕は、そのどちらでもなかったかなと思います。
僕の母親は専業主婦だったため、僕を保育園に預ける必要がなかったので保育園には通わず、母親や兄弟から離れて生活をするというのは幼稚園生からでした。
いまでも覚えているのですが、幼稚園初日は、母親の手を握り、イヤイヤ言っていました。
初めて見る自分と同じ年齢の子ども達。
保育園のときから一緒に幼稚園に入園してきた子たちが仲良さそうにしていたのを覚えています。
そんな僕に、先生がレゴブロックのようなもので、「これで遊んでみる?」と聞いてきてくれたことを覚えています。
どうしたらいいかもわからず、他の子に一緒に遊ぼうと言える勇気もその当時はなく。
なんと幼稚園から逃げ出して、泣きながらひとりで走ってお家に帰ったことをいまでも鮮明に覚えています。
いま考えるとすごい行動力ですね。笑
あの頃の先生ご迷惑をおかけしてごめんなさい。
確かその日はその後も幼稚園に行かず、お家で過ごしていたと思います。
そのこともあって、次の日の登園は僕からしたら地獄でした。(笑)
幼稚園がどんな環境か知ってしまっているし、どうしたらいいかわからないし。
でも頑張って登園してみると、あるひとりの子が「一緒に遊ぼう」と話しかけてくれました。
僕にとって初めての友達ができた瞬間でした。
「いまでもその子とは友人です。」
と、そんな良くできた話ではないのですが、けいじ君というその子の名前はいまでも覚えています。あのとき声をかけてくれた嬉しい気持ちはいまでも残り続けています。
アミーゴやサッカースクールでも感じること
保育園巡回指導のアミーゴやサッカースクールでも同じようなことがあります。
アミーゴでは、2人ペアで遊ぶゲームもあります。
そのとき僕らは、「A君とB君がペアね!」というように、誰と誰が組むように促す指示はあまりしません。
そうすると、子ども達が自らペアを作れずに困っているお友達に近づき、「一緒にやろ!」と声をかけてくれることがあります。
サッカースクールでは、高学年の子が低学年の子に自ら教えあげたり、コーチ達の荷物を積極的に持つお手伝いをしてくれたり、他の子に声をかけて助け合ってくれます。
幼児クラスでも年長さんが下の子にやり方を教えてくれる。
そんな優しい光景を見ることが多いです。
・困っている様子に気づき話しかけるができる。
・一緒にやろうと誘うことができる。
小さい頃は、そんな言葉に救われていたと思います。
声をかけられる喜びを知ると、今度は自分から僕と同じように困っている子に話しかけるようになりました。
子どもは、僕ら大人と違って物事を頭で整理して感情を判断することはまだ難しいとされています。「嬉しい」「楽しい」「寂しい」「悲しい」を自ら体験して覚えていきます。
そんな感情を豊かにしてくれるのが、ひとりではなく、お友達の存在にあると思います。
困っているお友達に声をかけることが出来る。
そんな優しい、素敵な瞬間をアミーゴやスクールを通して、子ども達の成長とともに立ち会えることは指導者をしていてよかったと感じさせてくれます。
まだ、僕には子どもはいませんが、自分の子どもがけいじ君やスクール生たちのように誰かを助けてあげることが出来る優しい子になってくれたらと思います。
お友達を誘えることは素敵なことなんだよ。
とアミーゴやスクールを通して、子どもたちに伝えていきたいと思います。
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