From:さんびー
サンビスカスのみんな!はじめまして。
ぼくの名前は、さんびー。沖縄にすむ妖精さ。
ぼくはずーっと昔から、ここ沖縄に住んでいる。
だいひょうのミヤギとは、子どものころからの知り合いでさ。
よくボールをけってあそんでいたんだ。
でも、どんどん大人になるとね、ぼくは見えなくなるみたいなんだ。
ミヤギもいっていたよ。
「キミがどんどん見えなくなっている。ぼくはもう大人になってしまったのかな?」って、涙目になりながらね。
でも、ぼくはずっとそのことを知っていたんだ。
子どもたちにしか、ぼくのことは見えないっていうことを。
だからできるだけ人間の前には姿をみせないようにしようって思って、隠れるようになったんだ。
もう、お別れはつらいからね。
でも、ぼくはミヤギや、サンビスカスが大好きだから、その様子をいつもこっそり見ているんだ!もちろん、きみのこともね?
あ、こわがらないでね?なんにもしないから!笑
ただ、ぼくが突然、サンビスカスの事務所に入り込んで、りょうコーチのパソコンにログインして、このブログをこっそり書いているのには、ちゃーんとした理由があるんだ。(りょうコーチにはナイショだよ)
それは、僕らの住む町、沖縄の環境が、どんどん崩れていっているということを、君に伝えに来たんだ。
ぼくは君が生まれる前から沖縄にいるけれど、海がとても暑くなってきている。
友達のサンゴも、魚たちも、虫たちや植物たちだって、悲鳴をあげているんだ。
ぼくは妖精だから、人間には聞こえない声が、毎日のように聞こえてくる。
でも、こういった声は、人間には聞こえない。だから、ぼくみたいな奴が、こうやって、人間にお伝えしなくてはいけないって思ったんだ。
それを知ってか知らずか、だいひょうのミヤギも、コーチたちも、みんな最近は沖縄の未来について熱く語っているよ。
知ってたかな?コーチたちは、毎週公園でランニングをしているんだけれど、トレーニングがてらに、公園に落ちているゴミを拾いながら走っているんだ。
最近はSDGsなんてことばも覚えたみたいで、大きな会社さんや、学校にいって、いろいろ伝える活動もしているみたい!
まずは、自分たちからできることをやろうってね。
それが、サンビスカスの子どもたち、沖縄の子どもたちの未来のためにできることだからって。
でも、自分たちができることって、人それぞれ違うと思うんだ。
例えば、ぼくは妖精だから、ゴミを拾うことはできないけれど、こうやってみんなに沖縄の未来や環境、社会について伝えることはできる。
みんなも、たった少しの心がけで、何かできることってあると思うんだ。
だから、今ぼくの知っていることを、きみに少しづつ伝えていくから、ぜひ、ときどきぼくの書くブログも読んでみてね?
きっと、何かのヒントになると思うから。
この先、何十年も、何百年も、沖縄が沖縄であり続けられるために、ぼくもがんばるからね!
あ、そうそう。
このブログを書いているのは、だいひょうのミヤギにはナイショだよ。
もしもバレちゃったら、怒られちゃうからね!
それじゃあまたね!