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知念 悟
休校明けに見えたこどもたちの変化
9月7日からサッカースクールの休校も明け、ふたたびサッカーができる日が戻ってきました!
久しぶりのサッカーにキラキラした笑顔で楽しむこどもたち♪
そんな中、休校前までには見られなかった変化が!
「今日久しぶりのサッカーはどんな気持ちで来た?」
と練習がはじまる前に幼児クラスの男の子に聞いてみると、
「うーーん、久しぶりだからワクワクした!」
楽しみにサッカーができる日を待っていたことに僕も嬉しい気持ちになりました。
実際の練習に入ると、いつも以上に楽しそうにキラキラした笑顔でサッカーを楽しむ姿が見られました!
ですが、ドリブルの練習でボクが敵役となり抜いてシュートまで決める練習では、ひとりの子が泣いてしまいました。
「どうしたの?」と聞いてみると「できない。」と返事をした男の子。
前までは出来ていたドリブル、何度もしたことがある練習メニューでしたが、久しぶりのドリブルだったからか、なかなか思ったようなドリブルができなかったことが悔しかったんだと思います。
「次はできるかもしれないから諦めずにがんばってみようか!」
とその子を励まし、その子が列に戻ると、
横にいた他の男の子が
「〇〇くんなら、できるよ!つぎがんばろ!」
と肩に手をポン、ポン、と励ましてくれる優しい気持ちにふれる瞬間がありました。
その子のおかげで、泣いていた男の子の出番では、
キラキラした笑顔でドリブルをしてシュートまで決めることができました!
最後は、こどもたちの希望で、ボクVS幼児クラス3人という大好きな試合で久々のスクールを終えることにしました。
すると「がんばるぞー!エイエイオー!」と、こどもたちみんなでこれからの試合を頑張ろうとする姿がありました。
いつもより短めの試合時間で何試合かしながら、ラスト一回の試合のときにこどもたちへ、
「コーチに勝つにはどうしたらいいか作戦会議してみる?」
と聞いてみると
「作戦会議したい!」
と嬉しそうに返事をしてくれたので作戦の時間を設けてみました。(このとき、こどもたちからソーシャルディスタンスでやろう!と言っていたのは驚きです。笑)
試合が終わり、今日の作戦会議の内容を聞いてみると、(ちなみに試合はこどもたちが勝ちました♪)
「コーチがひとりだから〇〇くんとジクザクパスでやった!」
「〇〇くんがゴールを守ってくれた!」
こどもたちだけの作戦会議では、自分のプレーをどうするという作戦ではなく、一緒にサッカーをするお友だちと協力しながら工夫しようとする考えを、こどもたち自身が出したことに、とても嬉しく思いました。
休校期間が与えたもの
サッカースクールが休校となった間、保護者の皆様やこどもたちにはたくさんのストレスがあったかと思います。
僕らサンビスカスも、一度目の休校が明けて再開した途端に二度目の休校となり、歯痒さや残念な気持ちでいっぱいでした。
なにより、本来こども達が運動やスポーツをすることによって身につけるはずだった様々なものをこの期間で身につけることができなかったことが、ものすごく残念に思います。
この休校に関して、プラスなことはないのかな?と思っていたのですが、
再開したサッカースクールでは、久しぶりに大好きなサッカーができる!
とこどもたちの気持ちはよりやる気にみなぎり、休校する前以上の笑顔で楽しむ姿がありました!
また、ひとりじゃなくてお友だちと一緒にサッカーができるありがたみが、自然とお友だちに勇気を与えるような優しいコトバをかける様子がありました!
サッカーができる喜びが、自然とお友だちとエイエイオー!をして協力しようとする姿勢に繋がったんだと思います!
練習の最後に、ある男の子はこう言ってくれました。
「なんか、前より、サッカーが楽しかった!」
と、キラキラした笑顔で久しぶりのサッカーを楽しんだ後に出た感想に、歯痒さや残念な気持ちでいっぱいだった気持ちが報われるような一言で嬉しく、胸がいっぱいになりました。
最後に、休校明けに見えたこどもたちの変化として、やはり体力面の部分では、すぐ息切れする姿が見られました。
一方で、こどもたちは久しぶりのサッカーで気持ちは高まり、ついつい、いつもより張り切って頑張りすぎてしまう可能性があります。
まだ、暑さが残る日々が続くので、こどもたちの気持ちと体のバランスに気をつけながら、サッカーをみんなで楽しんでいこうと思います!
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