サンビスカス沖縄/サッカー教室/サッカースクール/
大城 充幹(B級コーチ)
サッカーを行っていると子どもたちのなかには、積極的にボールを奪いに行く子もいますが、相手からボールを奪うのが苦手な子も多くいます。
指導者や保護者としては、「積極的にボールを奪いに行ってほしい!」という思いはありませんか?
なぜボールを積極的に奪いに行くことができないのか?それには原因があります!
なぜボールを積極的に奪いに行くことができないのか?
では、なぜボールを奪いに行く行動に移せないのでしょうか?
いくつか原因がありますが、そもそも、
- いつ
- どこで
- どのように
ボールを奪うのかというイメージを持てていないということがあります。
そこで、「ボールを奪う」ときに、優先する行動があることを伝え、そのことを意識して練習に取り組むことが大切です。
ボールを奪うための優先順位とは?
その優先順位は、
- インターセプトを狙う
- ボールを奪うチャンスを逃さない
- 前を向かせない
- 追い込む
という順になります。
①インターセプトを狙う!
インターセプトとは、パスをしている相手のボールを奪うことです。
相手が出したパスを受け手に届く前にボールを奪うことで、相手の守備が整う前に攻撃することができ、大きなチャンスに繋がりやすいです!
しかし、大きなチャンスに繋がりやすいインターセプトを相手も簡単にはさせてくれません。無理にインターセプトを狙って失敗したら、自分が動いて開いてしまったスペースを使われてしまい、逆に大きなピンチになってしまいます。
そのため、インターセプトが無理そうだなと思ったら、次のプレーを考えることが重要です!
②ボールを奪うチャンスを逃さない!
インターセプトができなかった場合やできそうにない時、次に狙うプレーがボールを奪うチャンスを逃さない!ということです。
ボールを奪うチャンスを逃さないとは、相手の最初のボールタッチのコントロールミスを見逃さずに、ボールを奪い行うということです。
このときに大切なことは、相手の最初のボールコントロールの瞬間に足を出していきミスを誘うことがポイントです。
それでも相手がコントロールミスをしなかったとき、次に狙うプレーが「相手に前を向かせない!」です。
③前を向かせない!
相手に前を向かせない!とは、ボールを持った相手に体を寄せて前を向かせないようにすることを言います!
そうすることで、相手に自由にプレーをさせずに攻撃を遅らせることができます!
ボールを持った相手の最初のボールコントロールミスでボールを奪うことができなくても、ボールを持った相手に体を寄せて相手に自由にプレーをさせないようにすることで、
- 味方と挟み撃ちでボールを奪う
- 攻撃を遅らせて相手のチャンスを潰す
ことができ、ゴールを守ることができます。
④追い込む!
①インターセプトができない
②相手のボールコントロールミスからボールを奪う
③前を向かさない
上記の3つができなかったら最後に、
- ゴールから遠ざけるようにコートの外に追い込む
- 味方がいる所に追い込む
という風に相手を追い込みボールを奪いにいくようにします。
この時、粘り強くディフェンスをするということが重要になります!
このように守備のときには、ボールを奪う優先順位があることを知り、理解することでボールを積極的に奪いに行くことができます!
いつ、どこで、どのタイミングでボールを奪いに行くのかを子どもたち自身が考え、判断してプレーできるように成長していってほしいですね!