サンビスカス沖縄/サッカー教室/サッカースクール/
大城 充幹(B級コーチ)
ボールに勢いがなくてピンチに。。。
サッカーの試合の場面で、
・相手の頭上を越すようなボールを蹴ろうとしたが、失速して相手の目の前にボールが落ち、ピンチになってしまった
・インサイドパスでボールに勢いがなく、味方に渡る前にスピードが失速して相手にパスカットされピンチになってしまった
などという経験はないでしょうか?
サッカーをしている人なら、同じような悩みをもっていたり、同じような経験をして困っている人は多いと思います。
その原因の一つとして、「脚だけ(下半身)でボールを蹴っている」ということがあるかもしれません。
サッカーの基本的なキックの種類とは?
サッカーの基本的なキックの種類として
- インステップキック・・・サッカーの試合でシュートや遠いところに蹴るときによく使われる蹴り方です。足の甲で蹴ります。
- インサイドキック・・・サッカーの試合でパスのときにもっとも多く使う蹴り方です。足の内側(くるぶしの近く)で蹴ります。
があり、他にもアウトサイドキックやトーキック、インフロントキックやアウトフロントキックなど約10種類ほどあります。
どのキックでも重要とされているポイントは?
どのキックをするときにも重要となるポイントとして、
- ボールを良くみて蹴る
- 足首を固定して蹴る
- 軸足(ボールを蹴らない方の足)をボールの横に置く
- ボールの芯にしっかりあてる(キックの種類によって芯の位置が変わる)
- 蹴り足の振り方
などがあります。
他にも軸足の膝の角度や足のスイングスピード、助走の取り方など、まだまだ重要な要素はありますが、
今回は、上半身の「肩」に注目してお話したいと思います!
ポイントは、肩の開き方!
これまでにも、「蹴る方の足と反対の腕をあげて蹴ろう、回して蹴ろう」と教わったことがある人は多いと思います。
これは具体的にいうと大きく肩を開いて蹴るということです。
腕をあげることで、
- 肩を後ろに引くことに繋がる
- 肩が開く
- 胸が開く
- 全身のしなりを生む
ということに繋がり、全身のしなりが生まれることで勢いのあるボールを蹴ることができるということです。
体全体を弓のようにしならせるイメージですね!
遠くにボールを蹴ろうとする場合は、自然とそういった体の使い方になると思います。
もし、遠くに蹴るときに肩が開けていない人は意識して開き、弓のようにしならせてキックをすると良いですね♪
短い距離のキックでも肩を意識しよう!
遠くに蹴るときには、しっかり肩を開いて蹴る人は多いかと思いますが、短い距離では、その肩の動作を意識していない人が多いように思います。
短い距離でもパスのスピードが遅い(勢いのないボール)と敵にインターセプト(敵にパスカットされてしまうこと)されてしまったり。
ボールが味方に届く間に敵のディフェンスが近くまで来ていてすぐにボールを奪われてしまったりと不利な状況になってしまいます。
この肩を開いた蹴り方をすると、インサイドキック、アウトサイドキック、その他のキックでも勢いのあるボール(スピードのあるボール)を蹴ることができるようになります。
一人一人がそのことを意識してプレーすることで、速いパスが出せるようになり、次にパスを受ける人もいい状態でパスを受け、チーム全体で有利な状況を作り出すことに繋がります。
そのため、ぜひ練習から意識して行って欲しいと思います!