サンビスカス沖縄/サッカー教室/サッカースクール/
大城 充幹(B級コーチ)
そのトラップ。。。危険かもしれません
早速ですが、皆さんに質問です!
皆さんは、右にパスを出すとした時にどのようにトラップをした方が良いと考えていますか?
- 右にパスを出すなら右にトラップを流してパスを出す
- 右に出すけど正面にトラップをしてパスを出す
①と答えた方!
その考え方、状況によっては危ないかもしれません!
知らず知らずに追い込まれている?
サッカーの試合で、
- トラップミスをしていないのに、相手に追い込まれてボールを奪われてしまうことが多い
- パスを受けたあと、すぐにパスをしたのに、パスをした先でボールを奪われてしまう
など似たような経験はないでしょうか?
①と答えた方でこのような経験を「したことがある」、または「している」という方は考え方を変えるだけで改善できるかもしれません!
相手は一方向に追い込んでくる?
質問で、①と答えた方は、「右方向にパスをするなら右にトラップを流したしたほうが早いから良い」と考えていないでしょうか?
もちろん状況にはよりますが、その「流すトラップ」が原因で追い込まれてボールを奪われたり、パスを出した先でボールを奪われてたりしているかもしれません。
なぜなら、相手は(チーム全体でも個人でも)ボールを奪うときに相手の進む方向を限定させて、一方向に追い込み、ボールを奪いやすくするようにしているからです。
そのため、右方向にパスをするからといってトラップで右に流してしまうと、相手に「右にパスしますよー!」と教えていることになり、相手がボールを奪いやすい状況にしてしまっているのです。
また、トラップで右に流したあとに「右は敵に取られそうだからやっぱり左にパスをしよう!」とした時に、切り返すためにムダにボールをタッチしてしまい、その瞬間を敵に狙われてボールを奪われてしまったりします。
自分たちの有利な状況を作る!
上記のことから、しっかりとボールを正面にトラップをし、すぐに右にも、左にも、前にも、どこにでもパスができるようにしたり、右にも、左にも、前にも、どこにでもドリブルができる状況を作ることが大切です!
そうすることで、ディフェンス側に選択肢を限定しにくい状況をつくることで自分たちの有利な状況をつくることができます。
さて、「ボールをしっかりと止める」ということのメリットに気づいて頂けたでしょうか?
気づいて頂けたら、ぜひ、サッカーの練習でよくある2人1組のパス練習でも、「1回1回止めて、蹴る」というプレーにこだわって取り組んでほしいと思います。
*かならずしもトラップで進行方向やパスをする方向にボールを流してはいけないということではありません。状況や場面によっては流すトラップの方が良い場合もありますので覚えておいて欲しいと思います。
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