暴言、罵声は当たり前じゃない!!

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大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)

 

子どもたちは、指導者が教えたプレーをできるように、やろうとしているのに、

  • 「なんだ今のプレーは!」
  • 「なぜ言ったことが出来ないんだ!」

と怒鳴られたり、ときには暴力を振るわれたりなど行き過ぎた指導を見聞きするととても胸が痛みます。

 

実は、私もコーチになりたてのころは、大声で怒鳴ったり、叱ったりしていた時期がありました。

 

今思い返してみると、

  • 「こうすれば上手くいくじゃないか」
  • 「こんな簡単なこともできないのか」
  • 「こんなプレーをしたら上手くいくわけないじゃないか」

など、自分の体験をもとにした上手くいく方法の答えを持っているため、子どもたちがその答え通りのプレーにならないことにイライラしてしまっていたからです。

 

しかし、その感情になってしまうのは、子どもは「教えたことをすぐにできる。できて当たり前」。という根本的に間違った考え方になってしまっていたからです。

子どもは「できなくて当たり前」。できないことをできるようなるために繰り返し練習するんですよね。

 

そして教えたことをすぐにできる子もいれば、時間がかかる子もいる。

上達するスピードは人それぞれ違います。

 

今でこそ、「それって当たり前でしょ。」そう思いますが、コーチになりたての頃はその目線を持てなくなっているということに気づきました。

 

気づいてからは、同じ失敗を繰り返す子には、「どうして同じ失敗を繰り返すの!」と怒る前に、

  • なぜそうなってしまっているのか?
  • その子のイメージしているプレーや考えていることは何か?

 

練習で集中できていない子には、「なんで集中してやらないの!」と怒る前に、

  • もしかしてお腹が痛いのかな?
  • どこか痛めたのかな?
  • そもそも練習メニューが面白くないのかな?

 

など、一歩引いて客観的に考えるようになりました。

 

このように指導への考え方を改めたことにより感情的に怒ったり、怒鳴ったりしなくなりました。

 

「ときには暴力や暴言も必要」と考えている大人も少なくないという現実。

「ときには暴力や暴言も必要」と考えている大人も少なくなく、また保護者や当事者の中にもそう思っている人がいることも事実です。

 

これでは、スポーツの現場から暴言や暴力はなくならないですよね?

 

これは実際に、暴言や罵声、暴力を経験した選手から聞いた話です。

Aさんが話すには、小学校の部活動で活動していた時、暴言や、罵声は当たり前でときにはチームメイトの前で暴力を振るわれることもあり、その内容は衝撃を受けるものでした。

 

私は、その当時、本当はどう思っていたのかAさんに聞いてみました。

 

Aさん:「さすがに、チームメイトの前で暴力を振るわれたときは、恥ずかしい気持ち、惨めな気持ちでこの場から消えていなくなりたい・・・」という思いでした。

 

私は、そのような環境でどうしてサッカーを続けることが出来たのか?聞きました。

 

Aさん:「絶対に上手くなって見返してやる!」。そんな思いで、毎日、厳しい練習に耐えていました。

そして、「今思えば、それこそ反骨精神ですよね!結果的には、認めたくないけど、そのおかげでサッカーも上手くなったところもあるのかな?と思います。」

 

ということも言っていました。

 

私は、ここに問題があると思いました。

 

他の方法はないのか?もっと良い方法はないのか?

暴言・暴力を繰り返す指導者は、この例のように、歯を食いしばって厳しさに耐え、その厳しさに立ち向い、乗り越え上手くなっていった子どもたちの成功経験だけが次々と上塗りされてしまい、その指導方法から変えることができないのかもしれません。

 

他にも、怒鳴ったり、恐怖感を与えて子どもをコントロールする方法が、即効性があり、

「本当はそうしたくないけど、それも、子どもたちのためだ!」

とその方法を正当化したり、他の指導方法を認めなくなったりと他の指導方法がわからなくなっているのかもしれません。

 

「子どもたちがサッカーも上手くなって、試合にも勝って、いい思いをさせてあげたい。

厳しくするのは自分も心が痛いけど、それも子どもたちのためだ・・・」と。

 

しかし、先ほどのAさんの話には続きがありました。

Aさん:「実は弟はサッカーを辞めてしまったんです。。。自分はたまたま上手くなって見返してやる!厳しいこの状況から逃げ出しくない!という気持ちでなんとかサッカーを続けることができたけど、一緒にサッカーをしていた弟の方は、それに耐えきれずサッカー事態を辞めてしまったんです。

チームメイトもその厳しさに耐えきれずにサッカーをやめてしまった人も多かったです。」

 

このように、間違った厳しさに耐えきれず、サッカーやスポーツが嫌いになり辞めていった子も少なくないと思います。

 

指導者、保護者も含め「部活動はそういうもの」、「ときには体罰も必要」と考えてしまうのは、「厳しい体験をしたが、そのおかげで上手くなった!」という人だけのことを、見聞きすることが原因ということもあります。

 

なぜなら辞めていった人は自分のそんな嫌な思い出を話さないですから。

 

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

スポーツとは楽しいもののはずです!大好きなもののはずです!

 

子どもたちが、サッカーを、スポーツをいつまでも楽しいと続けている未来を想像しながら関わることが、大人として本来あるべき関わり方ではないでしょうか?

 

 

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