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大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)
先日、サッカースクールの幼児クラスに体験に来られ保護者から「小さい頃からたくさん体を動かしたほうがいいということを聞いたことがあるし、幼稚園から帰った後、家でダラダラと過ごすよりも、何かさせたほうがいいかな。と思って参加させてみようと思いました。」
と、体験に参加させたきっかけを話してくれました。
小さい頃に運動をたくさん行なった方が良い理由とは?
スキャモンの発育曲線というグラフによると人の神経系の発達は、12歳頃までにほぼ100%完成すると言われており、そのため「小さい頃からたくさん体を動かしたほうがいい」と言われています。(*発育発達には個人差があります。)
つまり、「運動神経を良くするためには、12歳までの間にさまざまな運動を経験することが大事」ということです。
親の運動神経は遺伝する?
皆さんのなかには、「親の自分が運動神経がよくないから、子どもの運動神経がよくない」と思い込んでいる人も少ないと思います。
でも、上記で書いたように「運動神経を育てる必要がある」というように、親の運動神経は子どもには遺伝しないと言われているので安心してください。
でもなぜか、
親が運動が得意という場合は、子どもも運動が得意。
親が運動が苦手な場合は、子どもも運動が苦手
という印象がどこかにあると思います。
それは、運動が苦手な親の運動神経が遺伝しているのではなく、親が運動が苦手な場合、知らず知らずに体を動かすことを遠ざけてしまい、運動をしない環境を作ってしまいがちであるからです。
その結果、運動をしない環境で育った子も運動の経験が不足し、運動が上手くできないことから運動が苦手になってしまうという悪循環がおきてしまいます。
そのため、大切なのは子ども達が様々な運動ができる環境が大事なのです!
日常生活でも運動神経は必要!
そして、運動神経というとスポーツとの関連性を強く思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、それ以上に日常生活にも大変必要なものだと私は思います。
「よくても悪くても日常生活にあまり影響はないのでは・・・?」というかたも少なくないかもしれませが、運動神経がいいということは、自分の体を思い通りに動かすことができるということです。
これはすなわち、右にも左にも体を動かすことができたり、止まりたい時に止まれたり、動き出したいときにパッとスムーズに動き出すことができると言うことで、転んだ時にパッと手を出して身を守ったり、「危ない!」と思った時に咄嗟に避けたり止まることができたりすることに繋がります。
例えば、最近転んだ時に手がつけずに頭や顔をけがしてしまう子が増えていると言われている原因もこの「自分の体を思い通りに動かすことができない」と言うところからきています。
極端に言うと、運動神経のいい人は、ポケットに手を入れた状態で転んでもパッとポケットから手を出して手をついたり、ケガを回避するために瞬時に受け身を取ることができます。
そのほかの場面でも、その運動神経の良さで大きな事故を免れる可能性だってあります。
運動神経を向上させることにより、日常生活を有意義に過ごすことにも繋がります。
「子どもの動きが何かぎこちない。もう少しスムーズに動けないものなのか?」と子どもの動きをみてそう感じるなら、運動神経が鈍いという見方ではなく、運動の経験が少ないという見方をしてあげて、子どもと一緒にボール遊びをしたり、鬼ごっこをしたり子どもが楽しみながら体を動かせる環境をつくってみてはいかがでしょうか?
次回は運動神経についてもっと詳しくお伝えして行きたいと思います!
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