サンビスカス沖縄/サッカー教室/幼児体育指導/保育園巡回指導/サッカースクール
大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)
少しでも長く「楽しい!」と思ってもらえるように。
サンビスカス沖縄では、親子スポーツ教室などのイベントを実施したり、イベントのお手伝いやサポートをさせて頂いています。
そのような場では、何回か参加したことのある人たちから、初めて参加する人たちまで、体験回数が異なる人たちが集まることが多いです。
また、初対面同士の人たちも多く、その場にいることに緊張している様子の人たちも多く見られます。
このような場では、緊張がほぐれるのに時間がかかります。もちろん互いが打ち解けるまでにも時間がかかります。
ですが、多くのイベントは1時間半程度と、時間が限られています。
限られた時間の中で、少しでも長い時間、参加者の皆さんに「楽しいと思って頂けたら」と思いながらイベントを実施しています。
そこで、取り入れているのがアイスブレイクという手法です。
緊張を解きほぐす「アイスブレイク」の重要性
「アイスブレイク」という言葉を一度は聞いたことがある人も、多いのではないのでしょうか?
アイスブレイクとは、会議や研修などで初めて会った者同士が緊張をといてコミュニケーションしやすい状態にするためによく使われる手法です。
例えば、同じ誕生月や血液型、好きな食べ物など「そのお題の共通の人同士で集まって」手を繋いで円を作ったり、じゃんけんゲームで勝った人の後ろに列を作っていったりと、会話やコミュニケーションが取りやすいゲームです。
それを、スポーツイベントなどでも取り入れることにより、参加している人たちが、その場を存分に楽しめるようになることにも繋がっています。
実は、このアイスブレイクを、サッカースクールの活動でもよく取り入れています。
※スポーツ活動におけるアイスブレイクは、トレーニングに入る前のウォーミングアップも兼ねているので、「こころのウォーミングアップ」とも呼ばれています。
サッカースクールは、週に1回のスクールです。多くの子どもたちは、毎回、一週間ぶりのサッカーであったり、スクールで会うお友達は一週間ぶりに会う友達ということですよね。
そうなると、子どもたち同士がなんとなくギクシャクしたり、サッカーに対する気持ちの盛り上がりが欠けていたりといったこともあります。
そんな気持ちの状態で、例えばドリル練習(ドリブル、パスなど身に付けたい技術のテーマを切り取り、反復する練習。代表的ものがマーカーを並べて、その間をジグザグにドリブルする練習など。)からスタートした場合、ドリル練習の効果が最大限に得られるのか?というと、ただなんとなくやってしまい、時間だけが過ぎていっているということのほうが多くなってしまいます。
そのため、その日の子どもたちのテンションや様子によってはアイスブレイクを取り入れ、子どもたちが楽しく、集中してその練習に取り組めるようにしています。
私たちコーチもそうですが、子どもたち同士も限られた時間しか関わることができません。その時間を、子どもたちがサッカーを存分に楽しめるように、多くの引き出しを持ち、その場に応じてサポートしていけたらと思います。