サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
本来であれば、新年度が始まって落ち着くこの時期。
現在は、新型コロナウイルスの影響でなかなか新年度がスタートできていないので少し変な感じがありますが、毎年新年度がスタートするこの時期は、子ども達と信頼関係を作ることを意識して、巡回指導をおこなっています。
子ども達と会話をしていく!
なぜかというと、新年度は、新しく園に入ってきた子ども達や、進級をして初めて「運動遊び」を体験するようになる子ども達が大勢おり、子ども達からすると「この先生だれ!?」という状態からスタートするからです。笑
そんな状態の中、「この運動遊びをしよう!」「こういう風にやってみよう!」「先生のお話を聞いてもらえるかな?」と伝えても、中には全く動いてくれなかったり、話を聞いてもらえない子もいます。
ですが、そんな時に「なんでやらないんだ!」「なんで先生の話を聞かないんだ!」と怒ったところで逆効果ですし、それでは意味がありません。
なぜなら、楽しく運動を行う事が子どもたちの成長にとって良いものであり、強制的にさせるものではないと考えているからです。
そのため、まずはそう言った子ども達とも会話をするようにしています。
最初は、「どうしたの?」とやりたくなり理由を聞いたりしながら、「何が好き?」と聞いてみたり、最近では「鬼滅の刃の誰が好き?」と聞いたりと、子ども達に合わせて色々と話をしていきます。
そうすると、「僕はやらないぞ!!」と頑なになっていた子ども達も、話をしていくと少しづつ笑ってくれたり、自分の気持ちを話してくれたりします。
信頼関係を作る事で起こる変化
そうやって少しづつ子ども達と信頼関係を作る事で、いつしか子ども達自ら参加するようになってくれます。
これって、子供だけでなく大人も同じだと思うのですが、まったく信頼関係のない人に「こうしたほうが良いと思うよ!」と言われてもなかなか聞き入れないと思うのですが、
信頼関係ができている人や尊敬している人に同じように「こうしたほうが良いと思うよ!」と言われると、自然と聞き入れやすくなると思います。
子どもだから、先生の言うことを聞きなさい!ではなく、子ども達自身が聞きたくなる、一緒に運動したくなるように私たち指導者(大人)が工夫する事が大切だと思います。
新型コロナウイルスの影響でまだお会いできていない子ども達もたくさんいるので、終息して会えるようになったら、子ども達と信頼関係を作っていって、楽しく運動遊びができたらと思います!