自分を褒めてあげられていますか?

サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/

 

知念 悟

 

ボクが担当している幼児クラスでは、

サッカースクールの練習が終わり、

最後のあいさつをする前によくこどもたちに、

 

「今日のサッカースクールはどうでしたか?」

 

と質問をする時間を大切にしています。

そして、だいたいの子は楽しかった!

と答えてくれます。

 

どんなところが楽しかった?

と聞いてみると、

  • 試合が楽しかった!
  • ドリブルの練習が面白かった!
  • シュートを決めることができて嬉しかった!

 

と感想を伝えてくれることが多いです。

 

自分の感情を相手に伝えること、

ボク自身がこどもたちが

サッカースクールに対して

どのような感情を抱いているのかを

聞きたいことから始めている振り返りの

時間なのですが、

 

ある子の答えに素敵だなっと感じたので、

皆さんにもお伝えしたいと思います。

 

男の子の発言

いつものように、

「今日のサッカースクールはどうでしたか?」

というボクの質問に対して、

 

ある5歳の男の子が、

「シュートを決めることができて

カッコよかった!!」

 

と、自分自身で自分のことを褒めてあげたのです。

 

これってスゴいことで、

とても大切なことだと感じました。

 

「自己肯定感」という

近年注目されている言葉があります。

 

自己肯定感とは、

自分自身についてどう考え、

どう感じているか?

自分の存在を肯定的に受け止められる

感覚のことを言います。

 

何ができるのか?何を持っているのか?

という人と比べて優れているかどうかで

自分を評価することではありません。

 

 

そのままの自分を認める感覚であり、

「自分は大切な存在だ」

「自分はかけがえのない存在」

だと思える心の状態が大切です。

 

ですが、これってなかなか難しいこと

ではないでしょうか?

 

日本人の特徴

特に日本人はこの自己肯定感が低いと言われ、

問題視されています。

 

なぜかと言うと、こどものころから

「周りに迷惑をかけてはいけない」

「相手の気持ちを考えて行動しなさい」

と教わって育ってきているからです。

 

ボクらは、大人に成長していくにつれて、

自分の能力が社会の中で、

どのくらいの位置にあるのか。と

自分自身で立ち位置というものを

決めてしまいがちです。

 

自分自身の能力を分析し、

自分なんてこのぐらいだろうな?

と言う枠の中に

おさめてしまってはいないでしょうか?

 

 

その結果、

自己肯定感はどんどん下がっていき、

自分の言動や行動を自分で評価できず、

常に誰かの基準やフィードバックがないと

不安でいっぱいになってしまいます。

 

 

よく日本人は褒められたときに、

一見、謙虚で好印象に聞こえる言葉で

「たいしたことないですよ。」

と言ってしまいがちです。

 

そういった謙虚さや協調性は思いやりの精神のある

日本人の美徳とされている一方、

エスカレートすると集団の和を乱さないように

自分の意思を抑えてでも相手を立てたり、

世間体を強く意識して

周りからよく見られようとしてしまう

意識が働きます。

 

なので、

褒められたときには

素直にありがとうございます!

と答えた方が自己肯定感は高まるのです。

 

その結果、

自分を尊重できるように周りも尊重できます。

そして他者からも尊重され、

お互いに尊重し合える関係が作ることができます。

 

自分で自分を褒める

と、ここまで自己肯定感について

説明をさせて頂きましたが、

ボク自身もついつい謙遜してしまう

場面が多いことに反省中です。

 

 

誰よりも頑張った!ではなく、

その子自身が、問題に対してどうように

取り組んだかという過程に価値があると考え、

人と比べて優れているかどうかを

自分で評価するのではなく、

そのままの自分を認める感覚を養えるような

声かけを意識していきたいと改めて思いました。

 

 

「シュートを決めることができた

ボクはカッコよかったんだ!」

とあの男の子が自分を褒めたように、

こどもたちが持つ素直で

ストレートな感情を

大切にしてあげたいと思います。

 

 

誰かと比べるのではなく自分自身の中に、

できた。

できなかった。

この物差しを持つことで、

自分の努力を認めて自分を褒めてあげることができる。

 

そして一歩ずつ成長していくのだと思いました。

 

こどもたちの個性や

無邪気な感情について良いものは

積極的に褒めていきたいですね。

 

そしてこどもたちだけにではなく、

保護者の皆様もご自身のことを

褒めてあげてほしいなと思います。

 

なぜなら、

こどもたちは近くにいる大人から

たくさんの影響を受けるからです。

 

ボクら大人が自分自身に自信を持つことは、

そんな大人の背中を見ているこどもたちの

自己肯定感を高めることに繋がります。

 

これまで育ってきた環境による性格を

変えることはとても難しいことですし、

ボクもまだまだなのですが、

一言でも多く、

自分を褒めてあげるような発言や行動を

していきたいものですね。

 

ぜひ一緒に頑張っていきましょう^^

 

Ps.仕事や家事に育児と毎日忙しい日々の中、お子さんがサッカースクールに通うためにいつもご協力して頂き、ありがとうございます。

 

保護者の皆様のおかげで、サンビスカスに通うこどもたちは優しくて思いやりのある子でいっぱいです。

 

そんなこどもたちに負けないくらい、ボクも含めサンビスカスのコーチたちは優しくて思いやりのある人たちばかりです。

 

さっそく自己肯定感を高めてみました(笑)

 

 

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