サンビスカス沖縄/サッカースクール/運動あそび/障害者スポーツ指導員
谷本 優希
こんにちは!ブログ初登場のゆきコーチです^^(*ゆきコーチは、月曜日の泡瀬校と木曜日のなでしこクラスを担当しています!)
お家の中で過ごす日々・・
みなさんは、この自粛期間をどのように過ごしていますか?
前代未聞のこの事態に、いろんなことが狂いっぱなしで、生活リズムもぐちゃぐちゃに。。。
というご家庭も少なくないかと思います。
わたしも実際に、姪っ子甥っ子を預かっている状態で過ごす毎日。
予定を立てないままに1日を過ごすと、なんとなくヒマで子どもはダラダラ。。
親としても「お家時間を楽しませてあげたい」という想いと、その中でも「課題させないと」「運動させないと」という想いとでうまくいかなくてイライラ・・・
子どもって、大人の思い通りには動いてくれなくて。
- ごはん食べるから片付けて。(この声かけから30分はグダグタ)
- ゴロゴロしてないで勉強しなさい!(いつまでたってもゲームをやめない)
- さっさとお風呂に入ってきなさい!(何かと言い訳して後回し)
楽しく過ごしたいのに、ついついこんな風に声を荒げてしまいますよね。
私もこのイライラ生活にはだいぶ悩みましたが。。。
ある工夫で、子どもとの時間がうまく回るようになり、生活リズムも改善されました!!
今日はそんなゆきコーチの実体験をみなさんにシェアしてみたいと思います。
子どものお家時間を「見える形」にする
まずはじめにゆきコーチが目をつけたのは、「こどもは見えない予定を把握するのが難しい」ということです。
普段、学校では時間割にそって生活をし、放課後の習い事も何時から何があるのかが決まっている。
きちんと1日の「予定」と「時間」が示されているのが、子どもたちにとって当たり前なのです。
それならば、「今日は○時から〇〇するからね」と伝えればOKかというと、それだけでは子どもは動かない。
なぜなら、「子どもは時間の見通しを持つことが難しい」からです。
「○時から〇〇ね」とだけ伝えられても、子どもにとってその予定の前後の時間を、自分で組むというのは難易度の高いことなのです。
では、これらのことを踏まえて、どうするか。。
「そうだ!お家でも「時間割」があれば子どもは時間通りに動けるのではないか!」と、私は考えたのです。
でも・・・・
「時間割」なんて・・お家でやっても子どもはやる気にならないよなぁ・・・と。
そう、楽しいことじゃないと食いつかないんですよね(^_^;)
そこで。子ども自身に時間割を作らせてみました!
大人が勝手に決めた時間割ではなく、子どもが自分で時間割をつくる。
「今日1日、どんな風に過ごしたい?何をしたい?自由に書いてごらん。」と。
すると子どもは、いろんな色を使いながら、紙いっぱいにやりたいことを書いていきます。
(たとえここで、「ゲーム」とだけ書かれていても一旦目をつぶりましょう。笑)
ここでの大人の役割は、
- 子どもの書いた「やりたいこと」を時間軸にあてはめるのを手伝ってあげること。(午前にやる?午後にやる?どのくらいやる?という風に)
- 「やらなければいけないこと」も入るように誘導すること。 (午前中のうちに計算ドリル1ページだけやっておいたらどう?など)
- 書いたものを見れば、次に何をするのか?を本人がわかるように書かせること。 (時間軸を縦または横に合わせるなど。絵が得意なら絵で描かせるのもGOOD)
こうして自分で作った時間割が目に見えるように壁などに貼ってあれば、子どもは時間を意識して動くことができるのです!
※「時間割」というよりは1日のタイムスケジュールのイメージです!
大事なことは、子ども主体で時間割を決めること。
時間割の作成は、大人が隣で一緒にサポートしてあげることが必要ですが、ここで忘れてはいけないのは、あくまでも主役は子どもであるということです。
一番初めに時間割に組み込むのは、子どもの「やりたいこと」。
これが、「やらなければいけないこと」が先にきてしまうと、子どもはやる気を無くしてしまいます。
子ども自身が「今日1日楽しく過ごせそう!」と思えるような時間割をつくることが成功の秘訣!
「算数」「国語」「理科」「社会」なんて学校用語が並ぶ時間割ではなく、「おかし作り」「けん玉」「みんなでトランプ」「映画を見る」そして「ちょっとだけ宿題・・」のようにワクワクする時間割ができると良いですね♪
【優希コーチの姪っ子の場合】
最後に、優希コーチが姪っ子と時間割を作るときの工夫を紹介します。
ここまで時間割、時間割と書いてきましたが、実は姪っ子は4歳。。笑
でも、4歳でもちゃんと予定を「見える」ようにしてあげると時間を意識できるんです!
姪っ子の場合は、字がまだ書けないので、朝ごはんの後にお絵かきタイムと称して時間割を作っています。
私が工夫しているのは「〇〇ちゃんが△△△しているときには、隣でお仕事するね」と、自分の仕事時間も伝えておくこと。
これをしておかないと、一日中子どもの遊び相手になって自分の仕事が進みません。。。が、こうやって予定時間を共有するだけで、お互いにイライラせずに楽しくお家時間を過ごすことができています。
そしてもう一つの工夫があります!
それは、夜ご飯の時には、1日の時間割を振りかえる会話をするということです。
「今日はあんなことをしたね。こんなことをしたね。〇〇ができるようになったね!」と。
そして、予定通りにいかなかった部分は、次の日の時間割作成に生かせるように。
「今日はお昼寝しないことにしてたけど、おやつの後に眠そうだったね。明日はお昼寝も入れようか?」という具合に会話をしながら改善していくと良いですね。
はじめから時間割通りにいかないのなんて当たり前です!
毎日修正を重ねながら続けることで、だんだん時間管理ができるようになってきます!
毎日が「お家時間」の今だからこそ!時間管理を覚えるチャンス☆
ぜひ、楽しみながらやってみてくださいね。
PS.「時間割を立てよう」というと楽しそうに聞こえないので、「時間のコーディネートをしよう!」「タイムスケジュール組んでみない?」などちょっと大人な言い回しをして、「なにそれ??」と子どもが食いつきそうな言葉で誘ってみるといいかもしれません♪