沖縄/幼児体育/保育園運動指導/運動遊び指導員
知念諒
子供の運動を指導している現場の先生からよく質問される事・・・。
それは、跳び箱を子供達に教える際に、
- 片足で跳んでしまう
- 腕で体重を支えられない
- 体重移動ができない
- 踏切がおかしい
など子供によってできない部分が違い、「何をどう教えて良いのか分からない。。。」ということ。
あなたも、経験はありませんか??
そういう場合、跳び箱の一つ一つの動作をステップ式で「分解」してみると良いです!
例えば、開脚跳びの場合。
- 走る
- 踏みきる
- 手をつく(手はパー)
- 足を開く
- 腕で体重を支えながら体重移動をする(手で押す)
- 開いた足を閉じる
というように6つのステップに分解できます。
次に、子供達が「どのステップでつまずいて、できていないのか」原因を見てみます。
例えば、
- 踏切の足が片足
- 踏切のテンポがおかしい
とします。
その場合、改善する場所は「踏切」になるので、
そこにアプローチできる遊びや運動を入れます。
例えば、私の場合・・・
マーカーを置いて、ケン・パー・ケン・パー。。。と片足から両足になる動きを入れたり。
ロイター板や踏切の前にマーカーを置いて、両足でマーカーをジャンプしてから開脚跳びをさせたり。(助走無しから、助走有りに変えていく)
といったような形で踏切を身体で覚えることができるように設定をします。
口だけで伝えて、何度も何度も繰り返し行えば子供達もいずれはできるようになりますが
色々な方向からアプローチをしたり、身体で覚えれるような環境の設定をしてあげることで、できるようになることも早くなりますし。
何より子供達が飽きずに楽しく行うことができます。
この方法は他の運動遊びでも同じように使えます!
もう一度手順をおさらいすると
- その運動を一つ一つ分解する
- 子供達ができない原因を見つける
- その原因を改善できるような遊び、運動をいれる(環境の設定をする)
という流れになります。
同じような形でお悩みの方はぜひ、ステップを一つ一つ分解して
その子がなぜできないのか?原因を見つけて対策をしてみてはいかがでしょうか??
それでは、今日はこのへんで。