子どもの理解できない言動に、ついイライラしてしまっていたら・・・

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大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)

前回のブログで、論理的思考のお話をしましたが、今回は、直感的思考のお話をしたいと思います。

 

前回のブログはこちら

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話があっちこっちに飛んでしまう子どもたち

 

成長には個人差がある

まず人の成長で、体格の成長速度は、人それぞれ同じではないとういことは、ごく自然と頭のなかで理解していますよね。

ぼく自身、身長は167センチほどで、中学生で身長の伸びは止まりましたが、それが、弟はというと、中学生3年生ぐらいから身長が大きく伸び始めて、さらに高校生になっても伸び続けて、ついには180センチを超えてしまいましたから、そういうもんなんだと理解しています。

 

このように、目で見える外見的な体の成長は人それぞれ違うことは、分かりやすいので理解もしやすいですよね。

それと同じように、知的発育の速度も人それぞれ成長速度が違うということを、ある有名な心理学者がとなえています。

 

一言でいうと、物事を知り、考えたり判断したりする能力は、だんだんと大きくなってゆく。

 

その成長速度も、また、人それぞれ違うということなんですよね。

 

こうしてみると、そのこともごく自然と頭の中で理解していることでもありますよね。

 

もちろん、みんさんもそのへんのところに気をつけて、十分に注意してお子さんと接していると思います。

 

しかし、目に見えないからこそ理解がうすれることってありませんか?

 

子どもにどれだけ教えても、理解できない、理解してくれないことへ、イライラしてしまうときは、自分でも気づかずに理解がうすれていることからきているのかもしれないです。

 

ぼく自身も、そいうことがあるので、今回ここでお話をすることで、しっかりと一人ひとりの子どもに適した関わり方ができるようにしていきたいという思いです。

 

直感的思考の子供とは?

さっそくですが、ある有名な心理学者によると、子どもは7歳ぐらいまでは、直感的思考段階とよばれる状態にいて、7歳から11歳ぐらいにかけて、具体的操作(そうさ)期になり、その時期あたりから論理的思考が身につきはじめるということです。

 

ここで、わかりやすく直感的思考段階と論理的思考の違いをしめす実験の例も紹介しているので、みていきたいと思います。

 

たとえば、2つの同じ大きさのコップに、同じ量の水が入っているとします。

それを、子どもの目のまえでひとつのコップの中の水だけを、別の底のせまい細長いコップの中に移します。

 

そしてどちらが、

「多いか?」

と、たずねてみると、

 

直感的思考段階の子どもは、高くなった水面ばかりに意識が向き、水の量が多いのは「こっち」と細長いコップを指差したりするそうです。

 

そして、具体的操作(そうさ)期、つまり、論理的思考段階にいる子どもだけが、

「『同じ!』だと答えられる」

そうです。

 

ここで重要なことは、「多いか?」という質問にたいして、「同じ!」という考えを、持つことができるかということでもありそうです。

 

それでは、もうひとつの例です。

 

子どもの前に、同じ枚数のおはじきを、同じ間隔で2列並行に並べます。

この時点で、子どもは、2列が同じ枚数であることを確認できます。

 

次に、子どもの見ている前で1列のおはじきの間隔を広げて、

どちらの列のおはじきが、

「多いか?」

とたずねてみると、

直感的思考段階の子どもは、「間隔が大きい列の方が、おはじきが多い」と答えるそうです。

 

論理的に考えられないので、外見によって思考が左右されるということのようです。

 

 

これらは、頭の良し悪しということではなく、子どもには、直感的思考段階と具体的操作(そうさ)期の境目があり、直感的思考段階の子どもは、このような問いには答えらないというものです。

 

子どもの知的発育の速度はバラバラ

じっさいに、ぼく自身で、保育園・幼稚園の子どもたちにやってみると、本当にそのような結果になることも多く、また、「同じ!」と答える子もいます。

 

このように、論理的思考への移行スピードは、一人ひとりそれぞれ違い、早い段階で論理的思考へ移行する子もいれば、ゆっくり移行していく子もいるということを実感しています。

 

子どもたちが心身をどのように成長させていくかを知ることができたおかげで、ぼく自身、子どもたちの発達の見方を大きく変えることができ、より良い見方、より良い関わり方をしていけるようになったとも感じています。

 

それが、子どもたちがたまにする「どうして、そんなこというの?そんなことするの?」といった言葉や言動にイライラすることなく、なぜそんなことをしたのか?意図を理解して話をすることができるようになりました。

 

また、逆に話を聞いて、すぐに行動に移すことができる子を、「頭が良い」という見方をするのではなく、論理的思考段階へ入るのが、他の子よりも早いという見方ができたりしていると思います。

 

特に特別的な目でその子を見ることもなく、周りの子と同じような目で、その子を見ることができるようになったことは、とても大きなことのような気がしています。

 

それは、人よりもはやく論理的思考に移行しているのであり、それイコール頭がいいという見方をすると、危険な感じがするからです。

 

いずれ他の人も、遅かれ早かれその論理的思考へ移行することになるのだから、そのときは大きな差だったものが、大した差がない状態になったとき・・・。

 

「ん?」前は、人よりも飛び抜けている感じがしたのに、成長が止まってしまったのかな?と思ってしまうのは、その子に悪いですよね。

 

そんなことを考えていると、僕たち指導者や周りの大人は、子どもの体の発育発達のみならず、知的発育の段階に適した、伝え方、関わり方をするこが、とても大切なことなんだと改めて思いますね。

 

みなさんも、自分の意図しない行動を子どもがとったときは、

「この子はこうやって、まわりの世界にふれて、物事を見分け、本質を理解して、正しく判断し、心が成長していくんだなぁ」

「大人がもっているような能力を、まだ獲得していない、まだまだ修行中なんだなぁ」

 

と、ありのままを受け入れ、納得することで、子どもたちをより良いほうへと導く手助けができると思いませんか?

 

 

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