サンビスカス沖縄/サッカー教室/サッカースクール/
大城 充幹(B級コーチ)
子供達のサッカーの試合やゲームの場面で
- ボールを持っている味方の近くにいるのにパスを受けようとしない。
- ボールを持っている味方から離れていて、動きが止まっている。
ということが多く見られます。
その原因として、「オフザボール時に(ボールを持っていないときに)どのように動けばいいのかわ分からない」ということがあります。
オフザボールが分からない方はこちら→オフザボールとは?
この時に「止まってないでボールに関わろう!」という声かけをかけをすることがあると思いますが、そうすると今度は近くにいる人も、離れてポジションをとっている人も、みんながパスを受けようと、同じ場所に集まってしまうことがよくあります。
しかし、多くの人が同じ場所に集まってしまうと、
- 自分たちのプレーできる範囲が狭くなる
- マークをしている相手も連れてきてしまいチャンスにならない
- 人が多すぎてゴチャゴチャしてしまい、パスやドリブルができない
といったことが起こり、あまり良い状態とは言えません。
また、パサーの近くによって上手くボールを受けれたとしても、小さいスペースにたくさん敵がついてきているのですぐにプレッシャーをかけられてしまったり、ボールを取られたりしてしまいます。
ここでお話したいのは、「ボールに関わろう」=「パスをもらえる場所に近づこう」ではないということです。
では、どのような動きをしたら良いのでしょうか?
味方のためにスペースを空けるオフザボール時の動き!
例えば、チームでサイドのスペースを上手く使って攻めたいとします。
その場合、コートの外側でポジションをとっている右サイドハーフがわざとコートの中央付近まで入り、相手のマークをコートの中央付近に引きつけます。
そうすると、コートの右側のスペースが空くので、コートの後方でポジションをとっていた右サイドバックがそのスペースに駆け上がり、フリーでパスを受けてチャンスを作ることができます。
- どこのスペースを空けるのか?
- 誰をフリーにさせたいのか?
- どうやったら味方がプレーしやすいのか?
そういったところまで考えて自分で動くことができるようになると、仲間のチャンスを演出できたり、自分の活躍の場が増えるようになりサッカーがもっと楽しくなると思います!
ぜひ、ボールを受けるための動きだけでなく「スペースを空けるおとりの動き」などのイメージももってプレーしてほしいと思います!