試合の目的は「勝つこと」!〜その目的が子どもたちからサッカーを遠ざけてしまうことも・・・〜

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大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)

目的と手段の違いとは?

サッカーの指導者講習会やサッカーの本を読んでいたりすると、

「目的と手段を間違えないように」というフレーズがよく出てきます。

 

どういうことなのかというと、サッカーの目的は「ゴールを奪うこと」、「ゴールを守ること」

試合の目的は、「相手よりも一点でも多く点をとって勝利すること」であり、

そのための手段として、「ドリブルで相手を交わしてシュートを打つ」、「パスを回して相手ゴールまえに前進する」などがあるということです。

 

しかし、これがいつしか、「ドリブルで目の前の相手をかわすこと」が目的となってしまったり、「相手にボールを奪われないようにパスを回すこと」が目的になったりしまっていて、目的と手段が入れ替わってしまうことがあるから、そこは気をつけてねということです。

 

ここで、目的・手段の意味について意味を調べてみると、

目的とは、「何かを成し遂げようとして、その実現を目指すこと」であり、

手段とは、「あることを実現させるための方法」とあります。

 

もう一度、「目的と手段を間違えないように」に戻ると、

ゴールを奪うこと(試合に勝つこと)を実現するために、ドリブルやパスといった方法があるということで、

ドリブルをすること、パスを回すこと、それ事態を目的としてしまわないように気をつけてねということですね。

 

僕自身、指導者になる前のことを振り返ってみると、

「試合中にドリブルで相手をかわすためにはどうすればいいのか」ということを考えている時間が多かったので、いま思えばドリブルをすることが目的となっていたんだなあと思うところもあります

 

でも、そのおかげでドリブルは上手くなりましたが・・・。笑

 

ゴールを奪うために逆算して考えてドルブルをするのか、目の前の相手を交わすことだけを考えてドリブルをするのか、プレーが大きく変わりそうですよね。

では先ほどでた、試合の目的は、「相手よりも一点でも多く点をとって勝利すること」であるという目的はどうでしょうか。

 

確かに子どもでも、大人でも、勝負となれば誰であれ勝ちたいという気持ちを持つ人が多いと思います。

試合に勝ったら嬉しいし、負けたら悔しいです。

でも勝つことだけにこだわってしまっていることも、少なくないと思います。

 

サッカーから遠ざかってしまう子どもたち

周りから、「子どもがサッカーをやっていたけど、チームが厳しくて辞めてしまって、いまは何もやっていないんです。」

「子どもがサッカーをしたいと言って、サッカーチームの練習に体験で参加したんですけど、雰囲気が厳しかったようで、ここではできそうもないとチームに入ることができなかったんです。サッカーはしたいという気持ちは、まだあるようだけど・・・。」

という声を聞くことがあります。

 

確かにチームとして活動をする多くの場合は、試合をするのであれば「勝つこと」を目的とし、そこを目指している以上は、必然的に選手に厳しさを求めることにもなることになると思います。

 

でも、「サッカーをやってみたいな」、「友達とサッカーをしていると楽しいなあ」という思いが強い場合は、厳しい環境に身をおいてサッカーをすること、続けることは、なかなか難しそうですよね

 

そんなことも関係しているのか?していないのか?日本の子どものサッカー人口は、2013年をピークに減少していっていると言われているんです。

 

数字でみると、2013年の12歳未満の日本サッカー協会への登録者数が31万8548人で、2019年の登録者数が26万9314人だそうです。ここ7年で4万9234人も減っていることになります。

これは日本の少子化問題で、子どもの数が減少傾向にあることが関係していると言われています。

だとすると、少子化が進んでいくという予想されている以上、これから先も日本のサッカー人口も、どんどん減少していってしまいそうですよね・・・。

この問題に対して、日本サッカー協会は、子どもたちに「サッカーって楽しい!」、「サッカーっておもしろい!」と思ってもらい、サッカーをはじめる子どもの人口を増やす活動に、これまで以上に力を入れているんですよね。

 

子どもたちは、楽しんでいるかな?

たとえば、保育園・幼稚園などを訪問して、サッカーの指導をおこない、ボールを蹴る楽しみを体験できる機会を増やしたりしています。

きっと、その活動で、「いつかサッカーチームに入ってサッカーしてみたいな!」という気持ちになった子ども多いと思います。

 

でも、そういう子たちの思いと、チームの方向性、雰囲気のギャップで、子どもたちがサッカーから離れていってしまっている現実もあるのかなと思います。

 

だとするとサッカーの指導をするさいに「目的と手段を間違えないように」という思いをもちつつ、

 

それ以上に、目の前の子どもたちが、

  • 生き生きとした表情で、積極的にトライし、自分で判断してプレーしているか?
  • 楽しそうな表情で明るい雰囲気でありながら、子どもたち自らで、厳しさや激しさを生み出しているか?
  • それぞれが、自分のレベルに応じて、「できた!」を感じているか?

 

という目線を常に持ち続けることが大切なのかなと思います。

 

そして、そういった目線を持ちながら、子どもたちの指導を行っていきたいと思います。

 

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