前傾姿勢だけでは、かけっこは勝てない

from 宮城哲郎

 

実は、現在5歳になる僕の息子は、かけっこが超がつくほど早い。

※自慢ではないので悪しからず…笑

 

もちろん、両親がスポーツが得意という事も事実としてはあるので、

多少は遺伝的なこともあるだろうが。

※でも、遺伝は運動神経に関係無いらしいですよ?

 

僕の見立てでは、正直、弟の方はどんくさくて、

上のお姉ちゃんの方が器用になんでもこなすイメージで。

 

身体もぽっちゃりしてるし、なんというか「ゴツい」笑

 

よく、この年齢の子に見られる様な足の速そうな子に比べると、

なんというか骨太っぽいのだ。

 

だが、それでもここ2年ぐらいで、物凄く足が速くなり、

今では小学校低学年ぐらいの子にだって勝ってしまうほどの快足だ。

 

でも、実はそれにはきちんとした要因がある。

それは、、、

 

【正しい身体の使い方×様々な運動体験】

という公式であり、うちのサッカースクールや、

保育園(幼稚園)の体育指導でも意識して指導している事なのだが。

 

今回は、改めてこの場でそれをお伝えしたいと思う。

 

正しい身体の使い方(走り方とは?)

まずは、以下の写真をご覧になって頂きたい。

 

この画像は、息子の運動会のかけっこの画像だが、

5歳という年齢のわりにかなりしっかりとした走り方に見えるのがわかると思う。

 

上半身に注目

上半身部分に注目して欲しい、

胸が、張り出しているのがわかると思うが。

 

手足を速く動かして走るというよりも、

上半身の突き出しで重心が「前」に向いていることが原因で、

体全体で走っているのが確認出来ると思う。

 

普通の人によく見られる、

上半身(身体)を手足を動かして運ぶという走り方ではなく。

※大人になるとこういう走り方をしているとよく怪我します。だって、身体は重くなっているから。

 

上半身の傾きが手足の動きをサポートしている走り方、

もしくは、手足の動きを上半身の体重移動で助けている

 

という感じになっているのがわかるだろう。

 

下半身はひざの位置に注目

下半身部分で注目して欲しいのは、膝の高さと角度。

膝がしっかりと前方向に突き出されているのがわかるとおもうが。

 

これは、きちんと膝があがっているから起きることで、

上手に走れない子の場合は、この膝が地面に斜め方向に向きがち。

 

それか極端に斜め上に向いているかのどちらかだろう。

※この場合は、無理矢理おとなに腿上げを教えられてしまって、
余計におかしな走り方になっている。いまにも後ろに倒れそうな走りだ。

 

要するに、ただしい角度で足があがっているので、

そのぶんだけ、一歩の歩幅も広がるということだ。

 

それに加えて、上半身の胸の張りが、

前方向に体重を移動させようとしているわけだから。

 

本人は、手足を速くふっているというイメージよりも、

身体が前にどんどん進んでいく感覚なのだと思う。

 

実際、手足を強く速く動かそうとして走ると、

本当に体力的にもキツイのですぐに疲れてしまうのだが。

※これは大人もわかりますよね?

 

息子は、リラックスして走れているので、

体力も物凄くある。

 

前傾姿勢という言葉の誤解

 

よく、子供達にかけっこを教えている指導をみていると…

 

ゴールまで前傾姿勢を保つ為に…「斜め下を見ながら、前かがみで!」

という事を話すが、これだと逆効果。

 

あなたも実際にやってみたらわかると思うが、

斜め下を見ながら走ると、すごく窮屈で、歩幅も狭まるのが感じるはずだ。

 

確かに、スタートの時には、

身体が止まっている状態から身体を動かすという部分でも、

 

自分の身体を無理矢理、前かがみにして上半身の重さを利用して、

前に走る為の推進力を加える動作も必要だが。

 

基本的に、5〜10歩ぐらい走り出して、

スピードが上がったのなら。。。。

※100m走のようなものだともう少し必要だよ?

 

早めに身体をおこして、(※写真の状態)

走る方が走っている方も気持ちよく走れるし、何より速い。

 

ランダムな運動でスムーズな身体動作を!

じゃ、一体どういう風にしたら、

こうした身体の使い方が出来るようになるのかというと。

 

それは鬼ごっこや、サッカーの様な球技の特徴でもある、

ランダムな動きを必要とされる運動経験の数が重要だと考える。

 

走る距離や、走るコースと言うのがランダムな運動の場合、

上記で話した、スタートからスピードに乗るまでの動きを。

 

かっけこのような一回こっきりではなく、

そのゲーム中に、何度も繰り返す必要がある。

 

そうこうしているうちに、子供は、走る、止まる、かわす、傾ける、飛ぶ、

そして重要な転ぶ(※この辺りは別の記事で)を何度もなんども経験していくので。

 

いつの間にか、身体の中にさまざまな動きの引き出しをインプットし、

無理なく自分の思う様な【運動動作】が出来るようになるのだ。

 

そういう身体の正しい使い方というのを掘り下げたら、

実は競技毎に違って来るので全てに効くとは言わないが。

※実際に、膝はどれぐらい上げるのか?とか、腕はどう振った方が良いのかは、子供の骨格でも微妙に違うので。

 

それでも、この幼少期の時期のさまざまな動作経験の蓄積量が、

後に、何かを極めようとした際に集大成となり、

ハイレベルなパファーマンスを発揮する為の土台となるので。

 

うちのクラブでは、とりあえず、最低限でもその引き出しを、

数多く提供しようと思っている。

 

結果的に、うちの子供達は二人ともかけっこも早いし、

運動だけでなくダンスの様な表現する種目も得意。

 

そういう意味では、幼児期に子供達に色々な経験をさせるという意味は、

この事を言うのだということも親の立場としても実感したところ。

 

実際に、僕自身も、子供にあれこれ指導した事もないし、

ただ、そういう状況を作れる様な環境や遊び、体験を多くしてきただけなので。

 

いかにして、他の多くの子供達にも、同じ様な状況や環境、そして遊びを提供出来るかは、

クラブとしても今後さらに重要視していく必要があると思う。

 

なかなか、1つの記事では細かい部分までは表現出来ないのだけど、

もしも、詳しく知りたいという方がいるのであれば、

遠慮なくどうぞ。

 

みんなで、一緒に子供達の成長を応援していこう!

 

宮城哲郎

 

PS 保育園・幼稚園の運動を支援してます!

保育園巡回体育指導 アミーゴ