サンビスカス沖縄/サッカー教室/幼児体育指導/保育園巡回指導/サッカースクール
大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)
どんな大人になって欲しいですか?
みなさんは子どもに、どんな大人になってほしいですか?
僕は仕事がら、スポーツを通して、たくさんの子どもたちと関わっています。
なので、子どもたちの行っているスポーツの能力が伸びていくことも嬉しいです。
で、僕はどんな大人になりたいのか?子どもたちにどんな大人になってほしいか?
と考えてみたら。
・人の役にたつ人になりたい。人に役にたつ人になってほしい。
・人の役にたつ仕事がしたい。人の役にたつ仕事をしてほしい。
になります。
なので、スポーツそのものの技術だけではなく、スポーツというものを通して、いろいろなことを学んで、人として成長してほしいという思いがあります。
具体的にいうと、コミュニケーション力や、リーダーシップ力や、集中力に忍耐力などがあると思います。
でも、この言葉通りに子どもたちをみてみると、そのことに欠けている子どもたちの行動ばかりが目に入ってくると思います。
たとえば、みんなで集まって話をしているときに、一人だけ動いたり、話をしている人とは全然違う方向を見ていたり。
質問をしたときに、自分の考えを話さなかったり、話せなかったり。
自分のやりたいもののときには、はりきって参加して、そうじゃないときには参加しなかったり。
しかしこういったことは、場所や場面、メンバーなど置かれた状況によって誰にでもありえることなのかなと思います。
また、違う場面に目を向けてみると子どもたちは、「人の役にたつ」行動をしているんですよね。
なので、いろいろな場面の子どもたちの行動を見ることが大切なことだと思います。
子どもたちの行動
たとえば、僕がボールのたくさん入っているボールバッグを持ち、ほかにも道具を持っていて両手がふさがっているとき、そのことに気がつく子がいます。
そして、両手がふさがっている僕を見て、入り口のネットをあけられないだろうなあと思ってくれたのか、さっと僕より前を歩き、先回りして、僕が通りやすいようにネットを広げてくれました。
「人の役にたつ行動ができるために」大切なこと
「人の役にたつ行動ができるために」何が大事なのか?
このときの彼の行動が教えてくれました。
- 僕の状況に気がついた・・・「観察」
- 僕がこの後どうなるのか考えた・・・「予測」
- 自分なら何ができるかを考えた・・・「自分ならどうするかを考える」
この3つのことが大事なこと。
で、このことから「人の役にたつ」ために必要なものは、「おもいやり」と「やさしさ」でもあるんですね。
それは、子どもたちが本来もっているものということなんですよね。
この子どもたちの、何気ない「おもいやり」と「やさしさ」を潰さないように、大切にしていきたいですね。